では今回は禁戒の不盗について解説していこう!
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不盗とは文字の通り「盗まない」ことです。この場合、「盗む」という行為が人の物を盗んだり、店の物を盗む万引き行為のような事を想像された人が多いと思います。これはもう犯罪です。刑法第235条の窃盗罪なので法によって裁かれますのでしてはいけません。
(刑法については全くもって無知なのでネットで調べました笑)
こんな事は小学生でもわかると思いますが禁戒の不盗は他にも盗んではいけないことがあります。今回は禁戒の不盗について解説します。
あらゆる物を盗んではいけない
不盗とは冒頭でもお話ししたように文字の通り「盗まない」ことです。人の物を盗んだり、店の物を盗む万引き行為のような事を想像された人が多いと思います。八支則の不盗では「物」以外にも盗んではいけないとされています。
では盗んではいけない物を簡単にまとめました。
以上でしょうか。他にもあれるかと思いますが大まかにまとめました。
他者の物
これは冒頭にも述べたように他者の物や店の物を盗む行為です。この場合は実体のある物を指します。本、食べ物、服、お金などでしょうか。これを盗むのはそもそも犯罪ですので法律によって裁かれます。
他者の物を盗むという行為は執着心から生まれてしまいます。執着心が強いと物事の正しい判断が出来なくなってしまい、時に誰かを傷つけ、ときに争い事が起きてしまいます。
時間
時間を盗むというのはつまりこんな感じです。例えば、あなたが友人とどこかに遊びに行く予定を立てます。いつもの集合場所に時間を決めて待ち合わせをします。しかし、あなたは寝坊をしてしまい、集合時間に15分遅れてしまいます。この遅れた15分というのは友人からしたやあなたのために失った15分と言えます。あなたと遊ぶ15分を失った、何もしない時間を作ってしまった。捉え方は様々ですが、遅刻をしたことが友人の時間を無駄にしたのです。他にも話を遮ったり、話を聞かずに何度も相手に話させたりするのも相手の時間を無駄にしていると言えます。これは相手の時間を盗んでいると解釈できますよね。
利益や権利
これは部下や同僚の手柄をあたかも自分がしたかのように振る舞い、評価や地位を確立するような行為にあたります。本来は結果を出した人に与えられる名誉を自分の結果だとするような人です。
例えば、経営困難な状況に陥った会社があります。現場で働いている平社員は汗水流して会社を再建しようと頑張ります。その努力の甲斐があって会社の経営は安定し売り上げも右肩上がりになりました。このような場合、経営者は社員の働きを労って頑張ってきた社員に対しボーナスを与えると思います。
しかし、経営者と平社員の間にいる役職者があたかも自分の腕だけで功績を挙げたようにすれば頑張ってきた平社員はどう思うでしょうか。頑張ったのは自分達なのに役職者が全ての手柄を取りやがってと思うでしょう。そうなると当然、平社員と役職者の信頼関係はちぐはぐになるでしょう。悪化すれば争い事にも繋がります。
このように利益や地位、名誉を利己的な考えで自分の物にしようとすれば他者からの信頼は当然損なわれます。そうならないためにも本来、頑張って努力した人の利益などをうばうようなことはあってはなりませんよね。
まとめ
今回は禁戒の不盗について簡単ではありますが解説しました。大事なのは自分の欲に溺れないようにし他者に手を出さないことです。そうすれば平穏な日々が過ごせるはずです。
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