では八支則の「瞑想」について解説してくよ!
他の項目のリンクも貼っておくので見てくださいね!
八支則の六段階目であるダーラナで自分の意識を一点に集中することができたら次の段階です。
八支則の七段階目は瞑想(ディアーナ)です。
瞑想では凝念で一点に集中させた意識を心を揺れ惑うことなくひたすら集中させます。それは留まることを知らない流れです。
瞑想とは
瞑想とは雑念がなく「無」になっている状態です。「無心」と言えばもっとわかりやすいのでないでしょうか?
この無心になった瞑想状態はどのような感じるでしょうか?
例えば、蛇口をほんの少しだけ開くと水がポタポタと一定の間隔で途切れ途切れで落ちてきます。これをもう少しだけ蛇口を開くとツーッと途切れていた間隔が無くなり絶え間なく水が落ちてくるようになります。
制感、凝念でもそうです。
恐らく最初は意識を一点に集中しても少ししたら何か他の対象に心が揺れ動くと思います。
「そういえば、前から欲しかったあの服はまだ店に置いてあるだろうか」
「今日の晩御飯は何食べようかなー」
それは人それぞれです。意識が別の対象に向いてしまった場合、別の対象に向いている自分を「自分」が修正します。
「あー、今自分は欲しかったあの服を考えてるんだな。でも、服のことを考えるの一旦やめとこうよ」
「晩御飯のことはまた終わってからでも良いよね?終わってからの楽しみにしとこう」
というような感じで雑念を整理し、もう一度意識を一点に集中させます。この段階は先程の例えで言えば蛇口の水がポタポタ落ちてたり、風が水が煽られている段階です。これを制感と凝念でコントロールします。
制感、凝念を繰り返していくと意識を一点に集中する時間が長くなります。ポタポタと落ちていた水がツーッと絶え間なく流れを落ちる一筋の水になります。
ここが瞑想です。
意識へ向く方向が安定し一点集中。あとはそのままキープしていきます。
瞑想状態になると周りのことも自分のことも全て無くなり、ある一点だけにツーッと意識を置くようになります。そして、この時間を絶え間なくキープするようにしていきます。
瞑想状態だと時間を忘れる
意識を絶え間なく一点に集中することができると時間がとても早く感じることができます。自分が10分しか集中していないと思って時計を見たら実は30分も時間が経っていた。このような感覚になれたら瞑想状態になっていると言えます。それは自分の好きな事を一心不乱にやっていたら時間のことを忘れてとても短く感じることがあります。みなさんも経験がありますよね?あの感覚です。
制感と凝念がより深く研ぎ澄まされることで雑念が無く瞑想状態になっていると言えます。
瞑想状態だと雑念がないので余計な思考による不安や怒りなどの感情も出てこないので精神状態としては非常に穏やかに安定しています。
まとめ
今回は八支則の瞑想について解説しました。
瞑想では制感、凝念で意識を一点集中させたものを絶え間なくキープする時間です。いわゆる無心に近い状態になることを言います。
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