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ヨガ指導者が思う「ヨガらしい食事」〜地産地消とオーガニック〜

ヨガを始める人向け

ヨガを始めると、「どんな食事をすればいいの?」と気になる人もいるのでは?
ヨガと聞くと、オーガニックな野菜やスムージー、ヴィーガン食など「ヘルシー」なイメージが浮かびがちですよね。

僕自身、ヨガ指導者としてアーサナで体を整え、朝の清々しい空気の中でプラーナ(生命エネルギー)を感じ、自然と調和する生活を心がけています。
でも、実は食事に関してはラフなんです。カップラーメンだって普通に食べますし、「ヨガらしい食事」を特に意識しているわけでもありません。

それでも、ヨガを深めていく中で大切にしているのは「バランス」です。
栄養のバランスはもちろん、食べ物に対する心のゆとりも同じくらい大事だと思っています。

この記事では、ヨガ初心者や指導を始めたばかりの方に向けて、「食事のバランス」と「地産地消の魅力」についてお伝えします。
ヨガを楽しみながら、無理なく自分に合った食事を探してみませんか?

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ヨガと食事の理想に縛られていませんか?

ヨガを始めると、「食事も完璧にしなきゃ」と考える人は少なくありません。
SNSや雑誌では、オーガニック食材やスーパーフードを使った美しい料理が並び、「ヨガ=健康的な食事」というイメージが強くなっています。

でも、実際にそれを毎日続けるのは簡単ではありません。
オーガニック食材は高価ですし、忙しい毎日の中で手間のかかる料理を用意するのは現実的ではないですよね。

私もヨガ指導者として活動していますが、正直、食事にそこまでストイックではありません。
カップラーメンやコンビニのおにぎりを食べる日もあります。

それでもヨガの効果をしっかり感じられているのは、「バランス」を大切にしているからです。

問題なのは、ヨガ初心者や指導を始めたばかりの人が、理想の食事に縛られてストレスを感じてしまうこと。
ヨガは心と体の調和を大切にするものなのに、食事のルールに縛られて心のゆとりを失ってしまっては本末転倒です。

では、なぜ私たちは「ヨガらしい食事」にこだわりすぎてしまうのでしょうか?

食のイメージと文化的ギャップ

「ヨガ=オーガニック」というイメージは、現代のウェルネス文化やSNSの影響が大きいです。
海外のヨガトレーナーやインフルエンサーが発信する、カラフルなスムージーボウルやヴィーガン料理が「ヨガらしい食事」として広まり、初心者は「これが正解」と思いがちなのでは?

でも、ここには文化的ギャップがあります。
例えば、ヨガの本場インドでは、スパイスを使ったカレーやダル(豆料理)など、地元の食材を使った伝統食が中心。その中にはチキンを使った料理もあります。

インドの人々は、その土地の気候や体質に合った食材を自然に取り入れています。これはどこの国でもそうですね。

一方、日本ではオーガニックやヴィーガン食は「特別なもの」として扱われがちで、日常的に続けるのはハードルが高いのが現実です。

さらに、日本人の体質や味覚も関係しています。
例えば、イギリスのスコーンは欧米人の唾液分泌量に合ったパサパサした食感ですが、日本人には「パサパサすぎる」と感じられることがあります。

これは、食文化が民族や地域の体質に根ざしている証拠です。
海外の「ヨガらしい食事」をそのまま取り入れようとすると、消化や味覚の面で無理が生じることも。

無理に理想を追い求めることで、経済的・精神的な負担が増え、ヨガの「心地よさ」が失われてしまいます。
では、どうすれば自分に合った食事を見つけられるのでしょうか?

地産地消で自分に合ったヨガの食事を

私がヨガ初心者や指導者におすすめしたいのは、「地産地消」を意識した食事です。

とくに地産地消の食材は、その地域の自然環境やエネルギーで育っており、私たちの身体との親和性も高いと言われています。季節のリズムと共に育った食材は、必要な栄養を自然と含んでおり、体の調子を整える助けにもなります

つまり、「地元のものを、地元でいただく」ことが、最も理にかなった“ヨガ的な食べ方”なのではと考えます。特別な食材を求めすぎず、足元にある豊かさに目を向ける。そんな視点が、ヨガの実践にも通じています。

1. 日本食の力を借りる

米、味噌、醤油、魚、野菜、海藻など、日本の伝統的な食材はシンプルで栄養バランスに優れています。

例えば、味噌汁は発酵食品として腸内環境を整え、ヨガで大切な「内側からの浄化」をサポートします。
焼き魚や漬物も、日本人の体に自然に馴染む食材です。

僕の地元・広島では、新鮮な瀬戸内の魚や野菜を使った一般料理を食べるだけで体が整う感覚があります。

まずは「一汁一菜」のシンプルな和食から始めてみましょう。
特別な食材を揃える必要はありません。スーパーで手に入るもので十分です。

2. 心のゆとりを持てる「バランス」を大切に

ヨガの食事で大事なのは、栄養だけでなく“心の余裕”です。

オーガニックは素晴らしいけれど、毎日こだわると疲れてしまうこともあります。
私も忙しい日はコンビニのおにぎりやインスタント食品で済ませることがあります。

そんな時は、次の食事で野菜や発酵食品を意識するなど、ゆるやかな調整を心がけています。

「これは体に悪い」と決めつけるのではなく、食事の選択肢を広げ、楽しむこと。
このゆとりが、ヨガで大切な「今この瞬間を味わう」感覚につながっていきます。

3. 地産地消の実践方法

まずは、地元のスーパーや直売所で旬の食材を手に取ってみてください。
たとえば広島なら牡蠣やレモン、北海道ならジャガイモや鮭、沖縄ならゴーヤーなど、その土地ならではの恵みがあります。

なんなら地元の工場で作られた食品でもいいと思います。

料理が苦手なら、シンプルに蒸す・焼くだけでもOK。僕なんかほとんどできないです笑
ポイントは「頑張りすぎないこと」です。

ヨガ初心者や指導者なら、食事の準備も“プチ瞑想”のように感じられると理想的。
例えば、炊きたてのご飯に味噌汁、焼き魚、漬物だけでも十分に体が整います。

4. 自分を観察する習慣を

ヨガのアーサナや瞑想と同じように、食事も「自分に合っているか」を観察することが大切です。

たとえば、オーガニックのキヌアを食べても体が重く感じるなら、それはあなたに合っていないのかもしれません。
逆に、おばあちゃんが作ってくれたような和食を食べて体が軽く感じるなら、それがあなたの「ヨガの食事」です。

指導者であれば、こうした「観察すること」の大切さを生徒にも伝えてあげてください。

食事はヨガの一部。ルールではなく、心地よい選択の積み重ねなのです。

まとめ

ヨガの食事は、「オーガニックでなければならない」といった固定観念から自由になりましょう。
大切なのは、心と体のバランスを整えることです。

日本人なら、日本の風土や体質に合った「地産地消」の考えを取り入れることで、自然とヨガの効果を高められます。

特別な食材にこだわるより、まずは身近な和食を楽しみ、時にはカップラーメンを許容する「心のゆとり」こそが、ヨガらしい食事の第一歩。

初心者や指導者として活動を始めたばかりの方は、まずはシンプルな一汁一菜から。
食を通じて自分と向き合い、「今ここ」の感覚を日常に取り入れながら、心地よいヨガライフを楽しんでください。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
広島市内の整形外科で17年間勤務後、2025年4月に独立。ボディコンディショニングサロンゆうまなを広島県廿日市市にオープン。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています。

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