ナマステ!ヨガ初心者アドバイザーの串本です!僕は整形外科でトレーナーとして働いていた2011年、次のステップとして新しい資格を取得したいと思い、マットピラティスの資格を取得しました。しかし、マットピラティスだけでは物足りないと感じ、次に学ぶべき内容として、マシンピラティスとヨガのどちらかに焦点を当てました。どちらも魅力的でしたが、最終的にヨガ指導者の道を選びました。この選択に至った理由をみなさんは興味があると思わないですけど、勝手にその理由をお話しします。
トレーナーとしての第一歩とマットピラティス

整形外科でトレーナーとして働き始めた当初、患者さんのリハビリや健康維持をサポートすることにやりがいを感じていました。しかし、現場で働く中で、もっと専門的な知識や技術が必要だと痛感しました。そこであることをきっかけに2011年にマットピラティスの資格を取得しました。
マットピラティスは、特別な器具を必要とせず、身体のコアを強化し、姿勢やバランスを整えるエクササイズです。患者さんの身体機能を向上させるのに効果的で、指導者としても自信を持てるようになりました。
しかし、マットピラティスだけでは限界があると感じていました。整形外科の患者さんには、もっと多角的なアプローチが必要でしたし、トレーナーとしての自分の可能性を広げたいという想いも強まっていました。そこで、次のステップとしてマシンピラティスかヨガのどちらかを学ぶことを検討し始めました。
マシンピラティスの魅力と現実的な壁

マシンピラティスに興味を持った理由は、その効果の高さにありました。特に、リフォーマーやキャデラックといった専用器具を使うマシンピラティスは、身体の細部にまで働きかけることができます。
例えば、普段使わない深層筋を刺激し、関節の可動域を広げることで、身体の機能が飛躍的に向上します。現在、アスリートがトレーニングに取り入れるのはこのような効果があるからです。
僕が勤務していた整形外科でも、リハビリ目的の患者さんや、身体のパフォーマンスを高めたい方にとって、マシンピラティスは非常に有効な手段だと感じました。
いましたしかし、現実的な問題がありました。当時、リフォーマーなどのマシンピラティス器具は海外からの輸入が主流で、非常に高価でした。一台あたり数百万円以上する器具を揃えるのは、独立を考えていた僕にとって大きな負担なると思って。仮にマシンピラティスの指導者になったとしても、スタジオを開くための資金調達や、器具のメンテナンスにかかるコストを考えると、リスクが高いと感じました。
ただ、今は時代が変わりつつあります。Amazonや専門のオンラインストアでリフォーマーが手頃な価格で購入できるようになり、マシンピラティスの普及も進んでいます。もし当時、こうした環境が整っていれば、僕の選択も変わっていたかもしれません。それでも、当時の状況では資金面の制約が大きく、マシンピラティスの道を進むのは現実的ではありませんでした。
ヨガのシンプルさと可能性に惹かれて

一方で、ヨガは全く異なる魅力を持っていました。ヨガの最大の特徴は、マット1枚あればどこでも実践できること。特別な器具や大規模な設備を必要とせず、自分の身体と知識を使って指導できる点に、僕は強く惹かれました。このシンプルさが、ヨガを特別なものにしているのです。
ヨガのもう一つの魅力は、どんな人にも健康を届けられる可能性です。都市部にはヨガスタジオやピラティススタジオが数多くあり、優秀な指導者が集まっています。しかし、地方や僻地に住む人々にとっては、そうした施設にアクセスするのは簡単ではありません。僕は、健康は住む場所に関係なく、誰もが享受できるものであるべきだと考えていました。都市部の指導は他の優秀なインストラクターに任せ、僕は地方やアクセスが難しい地域に出向いて指導したい。その想いが、ヨガを選ぶ大きな動機となりました。
ヨガなら、自分の身一つで指導できる。重い器具を運ぶ必要もなく、どんな環境でもレッスンを開催できます。例えば、公民館や公園、時にはオンラインでも指導が可能。これにより、都市部から離れた地域に住む人々に、健康とリラクゼーションを届けることができます。この柔軟性が、ヨガ指導者としての僕の使命感をさらに強くしました。
自律神経を整えることで慢性的な症状の改善
そして実は、ヨガに興味を持ち始めたのは、資格を取ろうと決めるより少し前のことでした。整形外科で働いていた頃、職場の研修カリキュラムの中で、「慢性的な身体の不調の背景には自律神経の乱れがある」ということを学びました。痛みや不調に対処するには、筋肉や関節だけでなく、心身のバランスを整えることが重要なのです。
この気づきから、職場のスタッフ同士で「習うより慣れよ」とばかりに、休みの日には山や滝に出かけて瞑想をするようになりました。自然の中で呼吸に意識を向けたり、ただ静かに過ごしたりすることで、心と身体がリセットされる感覚がありました。その体験を通じて、より正しい瞑想を知りたいと感じるようになり、自然とヨガの資格を取得したのです。
まとめ
僕がマシンピラティスではなくヨガ指導者を選んだ理由は、ヨガのシンプルさと、どんな場所でも健康を届けられる可能性に魅かれたからです。
マシンピラティスの効果は魅力的でしたが、資金面の制約が大きな壁でした。一方、ヨガはマット1枚あれば指導できる手軽さと、都市部から僻地まで幅広い人々に健康を届ける柔軟性がありました。この選択のおかげで、僕が移動さえすれば、多くの人々の心と身体の健康をサポートすることができるようになっています。
ヨガは、単なるエクササイズを超え、人々の生活に深い影響を与えるものだと確信しています。これからも、ヨガを通じて健康を広める活動をしていきたいです。
コメント