です!ナマステ!ヨガ初心者アドバイザーの串本
キッズヨガを指導していると、心から「やってよかった」と感じる瞬間がいくつもあります。
子どもたちの楽しそうに身体を動かして成長する姿は、指導者として嬉しい瞬間です。
こんな感じで子供達への指導をしていく中で嬉しい瞬間はいくつもあります。
今回は、私がキッズヨガを指導する中で感じる「一番嬉しい瞬間」について、具体的なエピソードやその背景にある思いを交えてお話しします。
ヨガを通じて見える子どもたちの成長

キッズヨガの指導を始めてから、子どもたちの身体の変化や成長を間近で見られることが、私にとって大きなやりがいの一つです。
幼児期の子どもたちは、身体の使い方を少しずつ学んでいく段階にあります。最初はぎこちなかった動きが、レッスンを重ねるごとに安定し、バランスが取れるようになっていく姿は、まるで小さな芽が育っていくようで感動的です。
例えば、片足で立つポーズがふらついていた子が、数週間後には自信を持ってポーズを取れるようになったり、柔軟性が向上して自分の身体をより自由に動かせるようになったりする様子を見ると、指導者として心から嬉しくなります。
しかし、身体の成長以上に心を動かされるのは、子どもたちの純粋な反応です。
レッスン前に「先生、見て見てー!」と駆け寄ってきて、嬉しそうにポーズを見せてくれる姿は、なんとも愛らしい瞬間です。
そのキラキラした目や誇らしげな笑顔を見ると、ヨガが子どもたちにとって単なる運動ではなく、楽しみながら自分を表現する場になっていることを実感します。
このような瞬間は、指導者としてのモチベーションを高めてくれるだけでなく、子どもたちとの信頼関係が築けていることを教えてくれる貴重な時間でもあります。
「ヨガ大好き!」という言葉の重み

そんな嬉しい瞬間の中でも、私が「一番嬉しい」と感じるのは、子どもたちが「ヨガ大好き!」「ヨガするの楽しい!」と言ってくれる瞬間です。
なぜなら、私の使命は子どもたちの運動機能を高めることだけでなく、まず第一に「身体を動かすことの楽しさ」を伝えることだからです。
特に、運動が苦手だと感じている子や、身体を動かすことに自信がない子に、「運動って楽しい!」と思ってもらえるよう導くことが、私の指導者としての最大の目標です。
運動が得意な子や、もともと身体を動かすことが好きな子にとって、ヨガが楽しいと感じるのは自然なことです。
そうした子どもたちは、自発的に動き、遊びの中で自然と身体機能を鍛えていきます。
しかし、運動が苦手な子や身体を動かすことに消極的な子にとっては、運動の場が時にプレッシャーやストレスを感じる場所になることもあります。
そんな子どもたちに、ヨガを通じて「動くことって楽しいんだ!」と感じてもらうことが、私にとって最も重要な使命だと考えています。
なぜこの使命が大切なのか。
それは、子どもの運動機能が将来に与える影響が大きいからです。
研究やデータによれば、幼児期や学童期に運動機能が十分に発達していないと、成長するにつれて体力や協調性が不足し、学業や社会生活においても支障が出る可能性があるとされています。
例えば、小学校や中学校での体育の授業やスポーツ活動で、運動が苦手だと感じる子は、自信を失ったり、仲間との関わりを避けたりすることがあります。
そうした負のスパイラルを防ぐためにも、幼児期に「身体を動かす楽しさ」を知ることが、子どもたちの未来に大きな影響を与えるのです。
忘れられないエピソード:小さな子の大きな変化
私が指導した中で、特に心に残っているエピソードがあります。
それは、ある幼稚園のクラスにいた、身体の発達が少し遅く、他の子よりも小さな体格の子どもの話です。
その子はヨガのレッスンに参加しても、動きが他の子たちに比べてうまくいかず、最初は少し自信なさげな様子でした。
ポーズを取るのが難しかったり、バランスを崩してしまったりすることも多く、時には恥ずかしそうにしている姿が印象的でした。
私はその子に特別なサポートをすることはせず、他の子どもたちと同じようにレッスンに取り組んでもらいました。
その代わり、先生が適切にフォローし、クラス全体にその子を自然と応援できる雰囲気を作るよう促しました。
すると驚くことに、子どもたちはその子を温かく受け入れ、一緒にポーズを取ったり、笑顔で励ましたりしてくれるようになりました。
1年間の指導を終える頃、卒園直前のレッスンで、担任の先生からこんな言葉をいただきました。
「あの子ヨガの時間にみんなと一緒に身体を動かすのが本当に好きになったみたいです。」
ヨガを通じて、その子が「動くことの楽しさ」を感じ、仲間と一緒に過ごす時間を心から楽しめるようになった。
それは私にとって何よりも嬉しい瞬間でした。
自分の指導がその子の心に小さな変化をもたらせたかもしれない――そう思えることは、指導者としての誇りです。
子どもたちと周囲の力に支えられて

このエピソードを振り返ると、私一人の力では決して成し得なかったことだと強く感じます。
確かに、ヨガ指導者としてその子に寄り添い、指導をしました。
しかし実際には、担任の先生の温かいサポートや、クラスの子どもたちの自然な優しさ、協力する姿勢が大きな役割を果たしました。
子どもたちが互いに励まし合い、楽しみながら一緒に取り組む姿は、ヨガの時間が単なる運動の場ではなく、絆を育むコミュニティの場でもあることを教えてくれます。
この経験から私は、キッズヨガの指導において、子どもたち一人ひとりに寄り添うだけでなく、周囲の環境や人とのつながりも大切にする必要があると学びました。
これからの使命:運動嫌いをなくしたい
このような経験を通じて、私は今後もキッズヨガを通じて、運動に苦手意識を持つ子どもたちをサポートし続けたいと強く思います。
ヨガは、競争や勝敗に縛られず、自分のペースで楽しめる運動です。
ポーズを取る中で自分の身体と向き合い、小さな成功体験を積み重ねていくことで、子どもたちは自信を育みます。
そして、仲間と一緒に笑いながら動く時間は、運動に対するポジティブなイメージを植え付けてくれます。
私の目標は、すべての子どもたちが「身体を動かすって楽しい!」と思える瞬間を一つでも多くつくること。
特に、運動が苦手だと感じている子がヨガを通じて「自分にもできる!」という自信を持てるようになることが、私にとっての「一番嬉しい瞬間」です。
その瞬間をこれからも追い求め、子どもたちと一緒に笑顔でヨガを楽しんでいきたいと思います。
おわりに
キッズヨガを指導する中で、子どもたちの「ヨガ大好き!」という言葉や、運動を楽しむ姿を見るたびに、指導者としての喜びを感じます。
身体を動かす楽しさを知った子どもたちは、その経験を糧に、将来どんな困難にも前向きに挑戦できる力を育んでくれると信じています。
これからも、ヨガを通じて子どもたちの心と身体を支え、たくさんの「嬉しい瞬間」を積み重ねていきたいと思います。

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