先生!ヨガのレッスンを受けていたら「自分と向き合いましょう」と言われるのですがどうすればいいかわかりません!
自分とちゃんと向き合えているか目で見えないのでできているのかわかりにくいよね!
そうなんです。先生の伝えたいことはわかるのですが自分がちゃんとできているか不安です
では今日はシカくんみたいに自分と向き合うことが難しいヨガ初心者の方向けに’自分と向き合う’簡単な方法を紹介しよう!
ヨガレッスンを受けていたらインストラクターから「自分と向き合いましょう」のようなニュアンスのことを言われると思います。これって言いたいことは充分に理解できるけど「えっ?でも自分と向き合うってどうすればいいの?」ってなりませんか?
今の自分の感情や身体の状態をチェックするように指示が入るのですが、この時の’自分の身体のチェック方法’を今回紹介したいと思います。これはあくまでもヨガインストラクターである僕の一個人の見解です。厳密に言えばもっと深い考えがありますので興味が出たら自ら学んでいくといいでしょう!
自分の身体と向き合う3つの方法
僕はレッスンをする時に参加者に
ヨガは自分と向き合う時間を言います。身体を通じて自分と向き合ってください。
と声かけをします。僕自身が整形外科で勤めるメディカルトレーナーという側面があり、自分の身体の状態を知ることは非常に大事だと考えています。自分の身体を知っているからこそ自分の弱点が修正することができます。もし自分の身体の状態がわからないと怪我をするリスクがあるので安全なレッスンを進めるためにも必要なことです。
あとは自分の身体の状態を確認するのってそこまで難しいことではないと思います。では、自分の身体と向き合う3つの方法を紹介します
身体の左右差を確認する
まずは自分の身体の左右差を感じながらポーズを取ることです。この方法はそこまで難しく考える必要がないので簡単に確認できます。でもここで感じたことは自分の身体のクセを知ることにも繋がりますので怪我予防にも効果的です。
例えば、半分の魚のポーズ(アルダマッチェンドラアーサナ)をしたとします。この時、お尻の筋肉の張り具合、背骨の捻りやすさ、視界の範囲などを左右でチェックします。より具体的に自分と向き合うのであれば「身体のここの部分硬いから捻れてないなー」とか「反対に比べたらお尻の張り具合が少ないなー」みたいな感じでどんどん身体と向き合いながらポーズをしていきます。もし、あなたに慢性的な身体の不調があった場合、改善の糸口になるかもしれません!
こうやって身体の左右での違いを意識しながら自分の身体と向き合っていきます
ポーズをする前後での違いを確認する
ヨガレッスンの前後や自宅での行うポーズの練習の前後での身体の変化を感じながら自分の身体と向き合っていく方法です。ここでは即時性のある変化を見ていきます
このようにレッスンやポーズの前後での身体の変化を見ていきます。基本的にはレッスンを受けた後は身体が軽くなって動きやすくなっていると思います。ここでのポイントは即時的にどのような変化が身体にあったのかをチェックします。別記事でも書いたセルフモニタリングでもいいでしょう。
この他にも手を上げてみたり、背骨を捻ってみたりしましょう。欲を言えば動画に収めて動きの変化を見てもらいたいのですが、自分の感覚で変化を感じてみてください。これが自分の身体と向き合うことになります。
過去の自分と比べてみる
過去というのは昨日、1週間前、1ヶ月前、半年前、1年前など短期的、長期的と幅広く考えてください。ヨガをしていくと
「あっ!このポーズ1年前は全然できなかったのにすごく楽にできるし気持ち良い!」
という感覚になることがあります。それは過去の自分と比べながら自分の身体と向き合っている証拠でし。もちろん良い感覚だけではありません。逆に
「あれ?今日はこのポーズをする時の腰の伸びが悪い気がするな…」
ということもあります。身体の状態の良いこと悪いことを過去の自分と比べながらヨガに取り組んでいきまう。これが自分の身体と向き合うことになります
自分の身体と向き合うメリット
実は自分の身体と向き合うメリットがあります。それは自分の身体のクセを知ることが障害予防に繋がるということです。これはどういうことかと言いますと…
例えば、床にしゃがみ込むと腰が痛くなりやすい人がいるとします。このパターンの場合、丸腰のポジションが腰にストレスを与えているケースが多いです。ヨガを通じて自分の身体と向き合うことで
「あー、ヨガをしていたら自分の腰が伸びないのがわかるなー」
「おっ!前よりこのポーズの時の腰の伸び具合がやりやすくなってきたぞ!」
「なんか今日は腰の動きが硬い感じだな。今日一日姿勢に注意しておくか」
という感じで自分の身体を知る事で腰痛になるリスクを減らすことができます。もちろんこれは大きなメリットと言えるでしょう。
スポーツ選手でも自分の身体と向き合うことのメリットがあります。
例えば、野球の右投げの投手が先ほどの半分の魚のポーズをしたとします。左足を抱えて脊柱を左に捻るのにやや硬さを感じました。そうなると
「うーん、この硬さがあると投球のフォロースルーの動きに制限がかかってくるから修正しないと」
といった具合で自分の身体を見つめ直すことができ、修正することで障害予防にも繋がりますし、パフォーマンス向上も期待できます
まとめ
今回は自分の身体と向き合う方法とメリットについて解説しました。
自分の身体と向き合うことが自分の心と向き合うことにも繋がっていきます!シンプルな考えでヨガに取り組んでみてくださいね!
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