今回はヨガをすると身体が柔らかくなる理由の第2回ですね!前回の記事はこちらを確認してください!
はい!今回のキーワードは自律神経です!では早速詳しく解説していきます!
前回のヨガをしたら身体が柔らかくなる理由として筋肉の中にあるセンサーを上手く利用していることを解説しました!今回のキーワードは自律神経です!詳しく見ていきましょう!
そもそも自律神経って何?
ヨガをしたら身体が柔らかくなる理由は様々です。今回はヨガと自律神経の関わりが柔軟性に及ぼす影響について解説をしたいと思います。
自律神経ってなに?
自律神経とは別カテゴリーでも解説をしましたが、生命の維持をするために必要な神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分けられます。簡単に説明すると交感神経は緊張したり、興奮したりする時に働きます。副交感神経は弛緩したり、リラックスしたりする時に働きます。要は「今からからだを動かすぜぇぇっっ!!」って時は交感神経のスイッチが入り、「はー、休もう」って時は副交感神経が働きます。
交感神経は1日のスタートを切る朝に働かせて、副交感神経は1日の終わりの夜に働くのがいいですね。
このように交感神経と副交感神経が交互に働くことで「活動」↔︎「休息」を繰り返すことで心身のバランスを取っているのです。
現代社会はストレスで自律神経が乱れやすい
しかし、現代では様々なストレスが多い社会と言われています。対人関係、働き過ぎ、不規則な生活スタイル、環境汚染などの影響でいろんなストレスを受けています。
このストレスを受けると心身は緊張や興奮状態になってしまいます。これを自律神経が働くことで緊張や興奮状態を鎮めて心身を平常状態に戻してくれます。
しかし、ストレスが過剰だったり、ストレスを上手く受け流せない人はずっと交感神経が働いてしまいます。いわゆる交感神経が過敏になっている状態でリラックスできていないのですね。
交感神経とは役割は血管を収縮させたり、血圧を上げたり、脈拍を上げたりする機能があります。過度な緊張状態から交感神経が過敏になると筋肉の弛緩させたり、血管を拡張することが難しくなります。そうなると常に筋肉に力が入った状態になり、全身の血液循環も悪くなってしまいます。
つまり、交感神経が過剰に働くことで筋肉の柔軟性が低下してくるのです。
内臓からの影響でも筋肉が硬くなる
また、不規則な食生活から消化器に負担をかけたりするとことで脊柱の可動性が低下してきます。これは内臓に負担をかけると身体の反射として背骨周りの筋肉が硬くなるというリズムがあるからです。
これを内臓体性反射と言います。
例えば、毎日就寝直前に消化の悪い食べ物を食べる生活をしているとします。本来ならば就寝中は消化器官も休むのが理想です。しかし、就寝前に消化の悪い食べ物を食べると就寝中も消化器官は働くことになります。このような生活が毎日続くこと内臓は疲れてきます。自律神経が乱れて背骨周りの筋肉の硬さに繋がります。
なので自律神経を整えて動きやすい身体を作るには生活リズムの改善も重要になります。
ヨガが自律神経に与える影響
ヨガではストレスや悪い生活リズムで乱れた自律神経のバランスを整えることで効果があります。
理由は2つです
では解説します。
呼吸が自律神経を整える
まず呼吸です。呼吸は自律神経を整える方法として唯一の方法だと言われています。
ではイメージしてみてください。発表会やスポーツの緊迫した場面で出場したり、就職試験や入学試験の直前のような緊張する場面です。心臓がドキドキして落ち着かない人や中には気分が高まって興奮を抑えきれない人もいるかもしれませんね。
その時の呼吸はどうでしょうか?呼吸が早くなっていて吸う息が優位になってますよね。交感神経が優位になっています。
ではリラックスしてるいる時や寝ている時の呼吸はどうでしょうか。
ゆったりとしたカフェでゆっくりコーヒーを飲む、恋人とソファに座って映画鑑賞、お風呂にゆっくり浸かっている時…人それぞれリラックスする場面は様々です。リラックスしている時はゆっくり長い呼吸になってますね。というのとは吐く息は副交感神経を優位にしてくれます。
このように自律神経の状態で呼吸は変化しています。逆を言えば呼吸をコントロールすることで自律神経をコントロールすることができます。これが呼吸が自律神経をコントロールする唯一の方法だと言われてい理由です。
ヨガでは呼吸を大事にします。吸う息、吐く息を上手くコントロールすることにより自律神経のバランスが整っていきます。
そして、呼吸は脊柱の動きとも連動します。
深呼吸で息を吸う時は自然と身体を伸ばしますよね?息を吸う動作は脊柱の伸展と連動しているということです。逆に息を吐く時は身体を丸めますよね?息を吐く動きは脊柱の屈曲と連動しています。
身体を伸ばすポーズは息を吸う動きを促します。息を吸う時は交感神経が優位になりますよね?つまり、
身体を伸ばすポーズをする→息を吸うのを促す→交感神経にスイッチが入る
というリズムです。逆に身体を丸めるポーズは
身体を丸めるポーズをする→息を吐くのを促す→副交感神経にスイッチが入る
というリズムになります。
なので朝は脊柱の伸展するアーサナを積極的に取り入れて交感神経を高め、夜は脊柱屈曲するアーサナを取り入れ副交感神経を高めて心身をリラックスさせるのです。
ストレスを受けすぎて交感神経が過敏になっている場合、吐く息を長めに時間を取る呼吸法を行い、交感神経が過敏な状態を副交感神経が優位になるようにします。その時は脊柱の屈曲系のアーサナを入れるとより良いですね。
そうすると心身のリラックスが図れ、筋肉の緊張がほぐれ、血液循環も改善されることにより筋肉の柔軟性が上がります。
アーサナが身体の歪みを修正し、血液循環を促す
筋肉が硬くなっている場合、筋肉が自体が伸びにくくなったり縮みにくくなったりしています。肩こりの多くはそのような状態ですね。理想の筋肉というのは伸び縮みがしっかり行える筋肉です。
ヨガでは様々なポーズをすることで筋肉を伸び縮みさせて筋肉の状態を整えていきます。ヨガのレッスンでは背骨をを捻ったり、伸ばしたり、丸めたり、横に倒したりと様々な方向に動かします。
そうすることで背骨周りに付いている筋肉は伸び縮みされ理想の状態になっていきます。背骨に限らず様々な関節をいろんな方向に動かしますよね!
動かす中で筋肉の緊張は緩み、血流が改善されます。交感神経が過敏になっていた身体も血流が改善されることで徐々に副交感神経が働いてきます。
ヨガのレッスンをした後にとてもリラックスして身体の緊張が取れた感覚になるのは副交感神経が働いているからですね。この状態だと筋肉もリラックスしているので柔らかくなっています。
まとめ
今回は身体が柔らかくなる理由として自律神経の関わりについて解説しました。
ヨガの呼吸とポーズが上手く自律神経に働き、ストレスで硬くなった身体を柔らかくしてくれているのですね!
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