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ヨガとピラティス!何が違うの?その違いを解説!

ヨガの基礎知識
ヨガシカくん
ヨガシカくん

先生!最近ピラティスのお店が増えてきたと思うんですが、ヨガと何が違うんですか?

串本先生
串本先生

ここはヨガとマットピラティスの資格を取得した僕の出番ですね!簡単に違いを解説しよう!

「ヨガとピラティスってよく聞くけど何が違うの?」  

多くの方が、これから身体のケアやトレーニングを始めたいと考えたとき、ヨガとピラティスのどちらが自分に合っているのか迷うことがあるかもしれません。どちらも体に良いと言われていますが、実際にはどう違い、どちらが自分に合っているのでしょうか?

また、ピラティスの市場は拡大を続けており、2030年までにさらに成長する見込みです。実際、2024年現在、我が地元の広島では多くのフランチャイズ系列のピラティススタジオがオープンしています。

私はヨガとマットピラティスの資格を持ち、10年以上の指導経験を持っています。その経験をもとに、これからヨガやピラティスを受けたいと考えている方や、どちらかの資格を取りたいと考えている方に向けて、それぞれの違いやメリットを詳しく解説します。

ぜひ、この記事を参考にして、自分に合った選択を見つけてください。

ピラティスとは

ピラティスは、第一次世界大戦中に負傷した兵士たちのリハビリテーションを目的に、ジョゼフ・ピラティス氏が考案したエクササイズメソッドです。ピラティスは、ヨガや太極拳、ボクシングなどの動きを取り入れ、リフォーマーなどの器具を使って身体を鍛えることが特徴です。

ピラティスは単なる体を動かすエクササイズではなく、心、身体、精神のコントロールを重要視しており、ピラティス氏はこのコンセプトを「コントロロジー」と名付けました。このメソッドはリハビリや体幹強化に優れており、特に身体に負担をかけない動きを重視するため、怪我のリスクを低減することができます。

ヨガとピラティスの違い

では、ヨガとピラティスの違いはどこにあるのでしょうか?私は、両方を学び実践してきた経験から、いくつかのポイントを挙げます。

起源と目的

ヨガは古代インドの伝統的な精神修行法で、身体だけでなく精神や心の安定を追求します。一方、ピラティスはリハビリ目的で生まれた現代のエクササイズメソッドです。そのため、ピラティスは解剖学に基づいた動きが中心で、身体への負担を最小限に抑えることが特徴です。

ポーズの違い

ヨガでは正常な関節可動域を超えたようなポーズもあり、それが柔軟性を高める一方、怪我のリスクを伴うこともあります。ピラティスはリハビリに特化しているため、基本的に身体に負担をかけないポーズやエクササイズが中心です。

アイテムの使用

ピラティスではリフォーマーやキャデラックといった専用の器具を使用することが多く、これにより身体の細部にまでアプローチが可能です。ヨガでもブロックやストラップといった補助具を使いますが、ピラティスほどの精密な動きには向いていません。

心と身体の統合

ヨガとピラティスはどちらも心身のバランスを大切にしていますが、ヨガは瞑想や呼吸法を通じて精神的な安定に重きを置く傾向があります。一方で、ピラティスは主に体幹の強化やリハビリを通じて、身体の機能向上を目的としています。

 じゃあどっちが自分に合っているの?

では、ヨガとピラティスのどちらが自分に合っているのでしょうか?  

ここでは、あなたが選択をする際のヒントとして、それぞれの特徴を踏まえたアドバイスをいくつかお伝えします。

グループレッスン vs. パーソナルレッスヨガ

ヨガは数多くのポーズが存在するため、グループレッスンで幅広い参加者に対応しやすい点が魅力です。一方、ピラティスはマットで行う場合、エクササイズのバリエーションが限られているため、グループレッスンでは同じメニューが繰り返されやすいという特徴があります。これは、私がグループ指導を行った際の実体験でもあります。

個別対応の精度

ピラティスはリフォーマーなどのアイテムを使用するため、パーソナルレッスンではクライアントの細かい要望に対応しやすい点が強みです。もちろん、ヨガもパーソナルレッスンで効果がありますが、ピラティスほどクライアントの体に対して精密にアプローチすることは難しいでしょう。したがって、大人数でのレッスンにはヨガ、個別指導にはピラティスが適していると言えます

資格取得後のビジネス展開

もし将来的に資格を取得して、自身で教室を開きたいと考えているなら、ピラティスの場合はリフォーマーなどの器具が必須となります。これは初期投資や運営コストに影響します。一方、ヨガはマットさえあれば指導ができるため、比較的始めやすいビジネスと言えるでしょう。

こんな人にはヨガがオススメ

精神的な安定やストレス解消を求めている方、グループレッスンで柔軟なポーズを楽しみたい方にはヨガがおすすめです。また、広いスペースや特別な器具が不要なため、自宅で気軽に始められるのも魅力です。

こんな人にはピラティスがオススメ

体幹の強化やリハビリ目的、特定の部位を集中的にケアしたい方にはピラティスが向いています。また、個別対応の精度が高いため、より精密なトレーニングを求める方にも最適です。

ちなみにアスリートにはどちらも目的によってどちらもオススメになります

まとめ

ヨガとピラティス、どちらも素晴らしいメソッドであり、どちらを選んでも間違いはありません。しかし、自分のニーズや目的に応じて選択することで、より効果的に身体をケアし、心身のバランスを保つことができます。ヨガは大人数でのグループレッスンに適しており、ピラティスは個別のニーズに細かく対応できる点が特徴です。

もし、これからどちらかを始めたいと考えているなら、この記事を参考にして、あなたに合った選択をしてください。資格取得を考えている方も、将来のビジネス展開を視野に入れて、ヨガかピラティスのどちらが自分に合うかを見極めることが大切です。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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